尸解の術だったか、尸解の復だったか、名前を忘れましたが。
行ったら、仙人になれるとか言います。
さて、私は、知らないで受けました。
大病院だったかな?
これには、ものすごい注意を払う必要があって、
1.術を施す人の顔を見てはならない
というお決まりの文句があります。
さて、胃袋の検査で、大腸検査というのを、やりますか?と、聞いてきたので、「やります。」と言いましたが、ついでに係の人に教わったのが、ちょっと、今日、大先生が帰ってこられまして、(たぶん知らない国なので、中国かなと想像しましたが…)何でも相談に乗りますというので、何でも相談ください、と言うんで、大腸検査なのに、「眠れないんです。」と言いました。
簡単な話で終わらせようと思ったので、書いたことのない、丹田を押しても、引っ張っても、刺激しても、刺激しなくって、思いがけない方法、つまり、お灸や、鍼を刺しても、動かないんです、つまり、影響がない、と書きました。
ツボが効かないということです。
というのも、昔、へその中身をくぐりだすほど刺激を与えて、へそがなくなったのと同様、丹田を外部から刺激しすぎると、腹圧が外に出て、へっこまなくなるのと同じ。丹田を刺激してももう何にも起こらないよ、となると、丹田は体の中心で非常に大切な務めを果たしているので、知らない他の分野から、それを、ちょっと眺めると、症状からして、「眠れない。」と語ると、「尸解の法をやりますか?」と言われます。
あっ、プロや、と、わかりますが、幼少の頃から、尸と書いて、「シカバネ」と読むと知っているので、意識分散しますが、帰ってこれますね、と言われて、「はい。」と答えました。
それというのも、普段から意識が分散しているので、まとまるならまとまってほしいという、アニメのギャクセリフとおんなじ感覚で務めましたが。
顔が見えない処置法は、思えば、1.祖父と初めて会ったとき、2.眼科で初めて祖父の学年の首席に会ったとき、3.今回の腹すうから、判断して尸解の法の先生が往診したときくらいでしょうか?
慣れているので、こっちも気を使って、目の視力をぼやかして、判断していましたが、いまだもって誰だか分かりません。(笑)
目が弱くって、見えない時って、聴力に力が及ぶので、判断は聴力に変わります。
こんなんだから、頭が疲れて、眠れないんだと思います、がっ。
首の隣から太い針を刺して、液体を流し込みますが、いいですか?と言われ、母が聞いたら卒倒するだろう、と、思いつつも、治ったといえば母も驚くと、先に成功することを絶対的に確信していたので、「よろしくぅおっこぉぉぉぉぉ。」と、大腸検査の麻酔の中、どん兵衛を食べたあとのように寝てしまいました。
右と左から太い針のような刺激を受けると、ツボが普通の人間では味わえない、なんともバランスがとれた豊かな気持ちになるわけなのですね。
太い針のまわりに、先に麻酔をかけたので、太い針は痛くはありませんでした。しかも、術のあと、太い針を刺したという跡も跡形もなくなかったような…。
むむむ、ブラックジャックの漫画のような、手さばき、もしや、阪大のハザマ先生と一緒か?と、思いましたが、同じところに年なので、イボが出来、術を施した跡が生まれたので、生前葬儀はやらなくてすみました。やろうと思えばやりますが、今は死んだあとの他の人が自分を見て、人気度を測るとか、そんな人気はじめっからないので、人気度を測る生前葬儀は私はやりませんが、気になったのは、意識が散漫になるということは、要するに、ノンレム睡眠と、レム睡眠のどっちかの両方の能力を意識的に起こすという自発的行動を取れるようになったということでしょう。初めての人にとっては、奇跡にも思えるのですが、この術って、かかる人が大半なのですが、たまに、中途半端に終わって、かからない人もいるのですね。
驚いたと言っていた、先生は、患者に予め、ひきつけを起こさないようにするために、大きく揺らして、パチパチさせて、体を起こすこともありますけれども、そうしないと起きないんで、何かあったとしても、驚いて超びっくりということが、ないように覚えててくださいね、と、事前に申し伝えてあるので、それは、長い事眠る死体のように、なるわけですが、(どういうわけか、仕組みはわかりませんが、呼吸も止まる)細胞の初期化の始まりかなと…。
私の場合、先生方に無理やり起こさせられる前に、必ずくしゃみをし、ひとりでに起きて、「もう大丈夫です、ひとりで歩けます、先生によろしくお伝え下さい、ありがとうございました。」と、言って、去っていったのですが、詳しいことは知らない看護師さん達は、当たり前のこと、と、思って、送ってくださいましたが、(未知って、いいですね!ありがたいことです)後ろの部屋では、報告を受けた先生方が、専門書では2日間眠り続けていく、とか、書いてあるのに、3時間で起きて廊下を歩いていたので、驚かれました。
というのも、おんなじことをした患者さんが、処置室で、幽体離脱をしたとか、言って、本当に2日間体は眠り続けていたという同じ処置を施したカルテを残しているらしいのですが、患者によっては、絶対的に仮死状態になるから、歩けないとおもう、と、思われたので、度肝を抜いたとか。
逆に、火葬場で、死体が起き上がって、驚いたという話もありますが、私と同じケースだったと思われ。
尸解仙は、中国語で文献が出ており、調べて読んでみると、昔は仙人になれるとか書いてあったので、「あらま、仙人になりそびれちゃった。」と、祖母のギャグのように、知ったあと、思ったのですが、そういや、眠れない病気が、治り、処置を施してくださった先生を名医だと思うようになったので、大腸検査も悪くはないなと、母にも勧めました。
大腸の裏にもツボがあるんだと思います。検査で刺激を受けながら、同時に尸解の法を受けていたんだと思い、ラッキーさにもほどがあると、助かったと思ったのと同時に、BIGを購入しました。
今、BSで、三国志をやっているようですが、空海と白楽天の楊貴妃の映画も面白いです。
眠れるようになり、仙人になったのかもしれませんが、割と何かしらと事が起こるたびに、当たるようになり、孔子の論語の「50にして惑わず」というのも当たっているような気がします。
今日は気分いいです。