岡山の本家に次男がもらったという分家があったが、なんでも酒と女とタバコに溺れたらしく、嫁さんをもらって、身代が潰れたらしいという口伝があったのだが、次男はどの世代にもあったんで、祖父のことではないとわかった時点で安堵した。
分家の身代が潰れた頃は、朝鮮戦争がひとまず下火になったころだったらしく、私が幼少の頃預けられた本家の隣には、まだ、焼けた後が残っており、柱も真っ黒で、大黒柱もなく、後で本家のおじさんが、分家の大黒柱を馬小屋の支え棒として使っていたので、分家の人はこの世にいないと習っていた。
この頃から、野合の違う家のものは、家の敷地の上をまたがせせず、と、後妻の息子なのだが、長男の祖父が、初孫で長子で女が生まれた私時点で、無難に何事もなく、災いも降りかからんで今過ごしてほしいとかなり前から強く願っていたので、屋号に男を引きずり込むことなく、不動産もなくならない。
さて、そんなこんなで、the death man's walkingの一セリフのように、亡くなったシスターは、潔癖で、結婚はせず、男にもまみれず、処女で、清潔を貫くぞ、と言っていた割に、隣には死刑囚の男の人が寝ることになるなんて、天国でも、あの世でねー、ブーッと笑う一面で、テキサスの特有のジョークに久しぶりに接したのだが、裏では、従姉妹が三人目を出産しており、女だったため、女三人身代が潰れるのことわざが脳裏をかすめ、四人目は男だと良いのにね、と、男を産むには、南座の歌舞伎座の隣の蕎麦屋のにしんそばを夫婦二人で食べたらよろしいとか、タバコを吸う事をやめることとか、パソコンやらないほうがいいと思うな〜、とか、中国の出産カレンダーでは、陰陽道で女が生まれやすい時期と男が生まれやすい時期があって、とか、鮭は銀の皮まで食べること、それも夫婦で、とか、群馬の草津の温泉に行ったら必ず男が産まれるとかいうと、女家系図の叔母が大きな声で、「なに?それ、知らない、教えて。」というので、従兄弟が産まれたとき、祖父の妹は何も叔母に教えなかったのかな、と、少し我ながら大声にビビった。
2000年、キャンディーズの歌が上手いと同級生に言われたので、ピアノで、ドの音を弾くと、年下の男の子の歌のフレーズが勝手に頭の中に流れてくるようなパブロフの犬の実験を自分自身でけいけんしてしまい、気がついたら、年下の男の子の彼氏と、15歳以上の先生との間で板挟みに会い、若し、ここで、子供が生まれたら、青春のせいにされるんだろうか?と、結局は恋愛もせず、マリー・キュリーでも目指すか、などと、虚構の世界に入っていったところで、皇室に第一子が生まれたのだが、女だったことに、やはり私の恋愛観はどこかおかしいことに気がついた。
確かに相手に、上記の男の子の作り方を、教えれば、男の子の浮気相手との間に男の子が生まれる可能性があり、私は両親に叱られる羽目になる。それなら最初っから、付き合わなければいい、という結論も得て、何気なくフラフラしていたら、身近な人は、第一子が、女の子でした、残念メールが大量に届いてしまい、恐怖の念が拭い去れない。
女の子双子でしたという人もいた。
自分としては、妊娠している人を嗅ぎ分ける能力があるので、誰が誰を産んだかと言うのを知ることがとても楽しいという毎日なのだが、自分となると、さて、資格勉強でもするかと、自室に入る。
最近の身近な少子化の話で、子供が出来たのに、流産して、という話を聞きまくっていたのだが、安静にしても流れるんですとか、お母様が相談することがあって、ルルドのお水をお腹に塗ってあげたら着床するよという、ベトナムの医師免許と神父様の資格をお持ちの人の言うことを鵜呑みにして、自分は経験ないんだけれども、こうすれば?と、提案したら、着床しました、とかの連絡を受けて、ショートケーキなどご馳走になっている。
でも、少子化の波は荒々しい。
さっきも言ったが、処女を一生貫いて、身も潔白で、清潔に、信仰の世界でいきたいと死んでいったシスターも、ダラスでは死刑囚の男の人の隣で眠っており、一生男と墓場の下で寝ることになるなんてね、と、後輩のシスターが、母親に皮肉を言うんだが、あれを見れば、若い頃に、過ちを犯したから、こんなことになったんかな?今後気をつけようという反面教師を促すようなセリフにも見て取れて、受け止める側としては、過去を激しく後悔するか、立ち上がれない、そんなところだろう。
まぁ、50歳から上手く生きていけばいい話であって。
他に同じことを思う人がいれば、その人について行ったらいいだけの話ではないんだろうか?(笑)
北京の広場のように、鳩が群れている中で、一匹に目をつけて観察していた午後、俺の女を取るなとばかりに、鳩攻撃にあった。
スズメの姿が全く見れなくなってしまい、折しも絶滅危惧種に、任命されつつあるというニュースを聞いた。
怖くって、鳩の群れを直視できないが、鷹匠でも目指すかと、別の考えも浮かんだ。
占いで、昔良かったというものが消えていき、あまり面白くない。
水晶御籤が私の中ではブーム。
何が書いてあるのかわからないが、結果は天気と結びつき、大抵明日雨が降るとかわかるようになってきた。
もうちょっとこの水晶御籤で遊んでいたい。(笑)
中医学の陰陽道の話はあながち嘘ではないような気がする。
父とは話がよく合うし、犬とは仲が良く、最近は言葉を操る。
母は、話すとしんどくなると部屋に篭るが、お茶を持って行くと、喜んで食べる。
それが不思議だ。